性器カンジダ
性器カンジダとは
性器カンジダとは、カンジダ属による性器の感染症です。性感染症の側面もありますが、カンジダは皮膚や口腔、消化管、膣などに常在菌として存在しています。常在菌のため、カンジダが存在していても通常は問題ありませんが、体の抵抗力が落ちると、カンジダが増殖し症状を発現します。また、カンジダ性亀頭包皮炎は糖尿病や包茎の方に発症しやすいのが特徴です。
症状
男性の性器カンジダの場合、感染後1~7日の潜伏期を経て、亀頭包皮炎を発症します。亀頭や冠状溝、包皮に白いカス(白い膜)、発赤、びらんを認め、軽い痛みやかゆみが出現します。
検査
患部をスワブ(綿棒)で擦過し、培養検査を行います。
検査のタイミング
症状がある場合、または感染機会から24時間経過していれば検査可能です。
検査費用
費用 | 5,500円(税込) |
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検体 | 皮膚擦過物 |
結果 | LINE・メール・SMS |
即日検査 | 行っておりません |
通常検査 | 結果 3~7日後 |
郵送検査 | 結果 検体到着から3~7日後 |
治療
抗真菌薬の外用剤により治療を行います。治療中は患部の清潔と乾燥に注意します。
治療費用
抗真菌薬の外用剤 | 11,000円(税込) |
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治癒判定
自覚症状の消失をもって治癒と判定します。
予防
カンジダの感染を予防するためには、性行為(オーラルセックス含む)の際に、コンドームを使用することが推奨されます。コンドームにより感染を100%防ぐことは出来ませんが、感染リスクを低下させる効果があります。自らが感染していることを認識した場合は、パートナーにも検査を受けるように促すことが大切です。また、性器カンジダは日和見感染の側面もあることから、過労やストレスに注意する必要があります。