TREATMENT 診療案内

PEP(HIV予防薬)

現在PEPの診療は行っておりません。

PEPとは

PEP(Post-Exposure Prophylaxis/曝露後予防内服)は、HIVに感染する可能性のある行為のあと、72時間以内に抗HIV薬を内服することで、感染リスクを大きく下げる治療法です。

「もしかしてHIVに感染したかもしれない…」
そう感じたら、迷わずすぐにご相談ください。時間が勝負です。

このような場合はすぐにご相談ください

  • コンドームが破れた・外れた
  • HIV陽性の方との性的接触があった
  • 性的暴行を受けた
  • 針の使い回しや針刺し事故があった
  • HIV感染リスクのある方との接触が不安 など

PEP開始までの流れ

01
診察・血液検査

問診内容を確認し診察後、HIV検査や肝機能・腎機能の確認を行います。

02
処方・内服開始(72時間以内に)
03
28日間の継続内服
04
治療終了後のフォローアップ検査

使用するお薬について

主なお薬(3剤併用)

テノホビル / エムトリシタビン(TDF/FTC)
分類 核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)
服用 1日1回1錠
概要 HIVのRNAからDNAへの変換を阻害し、ウイルスの増殖を抑制。ツルバダ(Truvada)として処方される。
備考 PrEP(曝露前予防)にも使用。腎機能や骨密度への影響に注意。
ドルテグラビル(DTG)
分類 インテグラーゼ阻害薬(INSTI)
服用 1日1回1錠
概要 ウイルスDNAのヒトDNAへの組み込みを阻害。高い耐性バリアと良好な安全性を持つ。
備考 他のNRTIとの併用で使用されることが多い。

服用方法

  • 毎日同じ時間に1日1回服用
  • 28日間継続して内服してください
  • 飲み忘れに気づいたら、すぐに服用し、その後は通常どおり続けてください
  • 副作用が気になる場合は、医師にご相談ください

副作用について

一時的な吐き気、倦怠感、頭痛などが出ることがありますが、多くの場合は軽度で、内服を続けることができます。ごくまれに肝機能や腎機能に影響が出ることがあるため、必要に応じて血液検査を行います。

費用(自費診療)

現在PEPの診療は行っておりません。

よくあるご質問(FAQ)

PEPはどれくらい効果がありますか。

正しく服用を続ければ、80〜90%以上の予防効果が期待できます。

72時間を過ぎてしまいました。受診の意味はありますか。

72時間を過ぎると効果は下がりますが、状況によっては別の検査や対応を行うことができます。自己判断せず、まずはご相談ください。

通院は何回くらい必要ですか。

初診、治療中のフォロー、終了後の検査など、2~3回の通院が目安です。

服用していることを他人に知られませんか。

個人情報・プライバシーは厳重に保護しておりますのでご安心ください。

妊娠中/授乳中でもPEPを受けられますか。

可能な場合もありますが、当院は男性専門クリニックのため、女性の方の診察は行っておりません。他の医療機関にご相談ください。

PEP後にPrEP(事前予防)に切り替えることはできますか。

可能です。ライフスタイルや感染リスクに応じて、医師とご相談いただけます。

ご予約・お問い合わせ

PEPは時間との勝負です。受診をご希望の方は、必ずお電話またはWEBからご予約ください。

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