マイコプラズマ・ウレアプラズマ
マイコプラズマ・ウレアプラズマとは
マイコプラズマ・ウレアプラズマは性感染症の原因菌であり、男性尿道炎の起炎菌としてはクラミジア、淋菌に次いで3番目の多さです。また、咽頭粘膜に感染し、咽頭炎を引き起こすこともあります。
原因
マイコプラズマ・ウレアプラズマは主に性行為(セックス、オーラルセックス、アナルセックス)によって感染します。
種類
マイコプラズマ・ウレアプラズマにはマイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)、マイコプラズマ・ホミニス(Mycoplasma hominis)、ウレアプラズマ・ウレアリチカム(Ureaplasma urealyticum)、 ウレアプラズマ・パルバム(Ureaplasma parvum)の4種類があります。このうちマイコプラズマ・ジェニタリウムとウレアプラズマ・ウレアリチカムは尿道炎の原因菌と考えられています。マイコプラズマ・ホミニス(Mycoplasma hominis)、ウレアプラズマ・パルバム(Ureaplasma parvum)は、尿道炎症例で検出されることがありますが、尿道炎の原因菌であるかどうかは専門家の間でも意見が分かれています。
症状
マイコプラズマ・ウレアプラズマ性尿道炎(男性)
感染後1~5週間の潜伏期を経て、尿道のかゆみや排尿時痛、尿道からの白い膿、透明な液体を認めます。
マイコプラズマ・ウレアプラズマ性咽頭炎(男性・女性)
感染後1~5週間の潜伏期を経て、喉の痛みや違和感を認めます。
検査
尿またはうがい液を用いてPCR法により検査を行います。
検査のタイミング
感染の機会から24時間経過していれば検査可能です。
検査費用
費用 | 11,000円(税込) |
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検体 | 尿・うがい液 |
結果 | LINE・メール・SMS |
即日検査 | 行っておりません |
通常検査 | 結果 2~4日後 |
郵送検査 | 検体到着日から2~4日 |
治療
治療は抗生物質の内服です。1~7日間薬を内服します。
治療費用
抗生物質の内服(1~7日) | 11,000円(税込) |
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治癒判定
抗生物質の服用終了から2週間後に、治癒確認検査を行います。自覚症状の改善を認め、検査結果が陰性であれば、治癒と判定します。
予防
マイコプラズマ・ウレアプラズマの感染を予防するためには、性行為(オーラルセックス含む)の際に、コンドームを使用することが推奨されます。コンドームにより感染を100%防ぐことは出来ませんが、感染リスクを低下させる効果があります。また、不特定多数の人との性行為を避けることも重要です。