咽頭クラミジア
のどにも感染するクラミジア
クラミジア感染症は性感染症の中でも最も多い疾患の一つで、咽頭(のど)にも感染することがあります。これを咽頭クラミジアといいます。咽頭クラミジアは性器クラミジアと違い、自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに感染を広げてしまうこともあります。
感染経路
- オーラルセックス(口腔性交)による感染
- 感染者とのディープキス
- 咽頭から性器への逆感染 など
症状
多くの場合、症状はありません。一部の方に以下のような症状が見られることもありますが、風邪と区別がつきにくいため、感染に気づかないケースが多いです。
- のどの違和感、軽い痛み
- 扁桃腺の腫れ
- 微熱、倦怠感
検査
咽頭クラミジアの検査は、うがい液または咽頭ぬぐい液を用いて検査します。
検査費用
費用 | 5,500円(税込) |
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検体 | うがい液・咽頭ぬぐい液 |
結果 | LINE・メール・SMS |
即日検査 | 結果 60分後(※新宿院では即日検査は行っておりません) |
通常検査 | 結果 2~4日後 |
郵送検査 | 結果 検体到着から2~4日後 |
治療費用
費用 | 11,000円(税込) |
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治療 | 抗生物質の内服(1~7日) |
咽頭クラミジアの治療は抗生物質の内服です。ジスロマックは一度に4錠服用することで、効果が7~10日間持続するとされており、一度の服用で治療が完了するため、一般的に使用されています。比較的多く見られる副作用は下痢です。
治癒判定
抗生物質の服用終了から2週間後に、治癒確認検査を受けます。この検査により、咽頭クラミジアが治癒したかどうかを確認します。検査結果が陰性であれば、治療は終了となります。1回の治療でのクラミジアの治癒率は80~90%ですので、治療に失敗した場合は、抗生物質を変えて再度治療を行います。