咽頭淋菌
咽頭淋菌とは
咽頭淋菌は、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)という細菌が、のど(咽頭)に感染することで起こる性感染症です。主にオーラルセックスを通じて感染するため、性行為の一環として咽頭に感染が広がるケースが増えています。
多くの場合、自覚症状がほとんどないのが特徴で、気づかないうちに他人に感染を広げてしまうリスクもあります。
感染経路
- オーラルセックス(口腔性交)
- フレンチキスによる感染は極めてまれですが、ディープキスの場合、感染する可能性があります
症状
咽頭淋菌は無症状のことが多いですが、以下のような症状が出ることもあります。
- のどの痛み・違和感
- 喉の腫れ
- 扁桃腺の赤みや白い膿
- 発熱
しかし、風邪や咽頭炎と見分けがつきにくいため、気づかないまま放置されやすい感染症です。
検査
咽頭淋病の検査は、うがい液または咽頭ぬぐい液で検査します。
検査のタイミング
感染の機会から24時間経過していれば、検査可能です。症状の有無に関わらず検査を受けることができますので、ご心配な点がある際には、早めに検査を受けることをお勧めいたします。
検査費用
費用 | 5,500円(税込) |
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検体 | うがい液・咽頭ぬぐい液 |
結果 | LINE・メール・SMS |
即日検査 | 結果 60分後(※新宿院では即日検査は行っておりません) |
通常検査 | 結果 2~4日後 |
郵送検査 | 結果 検体到着から2~4日後 |
治療
咽頭淋菌の治療には、抗生物質の点滴(セフトリアキソン)、抗生物質の筋肉注射(スペクチノマイシン)、抗生物質の内服があります。点滴は治療が1回で済み、効果も高いですが、所要時間が60分ほどかかります。筋肉注射も1回の治療で完結し、所要時間も数分ですが、治療効果は低いです。内服も効果は低いですが、点滴や筋肉注射に比べると簡便に行えることがメリットです。
治療費用
抗生物質の点滴(1回) | 22,000円(税込) |
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抗生物質の筋肉注射(1回) | 22,000円(税込) |
抗生物質の内服(1~7日) | 11,000円(税込) |
(※新宿院では点滴・筋肉注射治療は行っておりません)
治癒判定
抗生物質の終了から2週間後に、治癒確認検査を行います。この検査により、咽頭淋菌が治癒したかどうかを確認します。検査結果が陰性であれば、治療は終了となります。治療に失敗した場合は、抗生物質を変えて再度治療を行います。